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  • 執筆者の写真キンビーズ応援団(Cybozu)

誰かにとって“頼れる存在”でいたい、そう思えるのはkintoneが人との繋がりを作ってくれるから

森田 諭さん



情報系の大学を卒業後IT企業に就職し、システムエンジニアとして働いていた森田 諭さん。10年前に独立してシステム開発会社を設立し、現在はkintone を中心としたクラウドサービスの導入支援をする傍ら、kintoneのユーザーコミュニティの中でも高い存在感を出しています。今回はそんな森田さんにkintoneとの出会いや働き方に対する考え方の変化、今後の展望などをお聞きしました。


 

“自分が行動を起こすことで誰かに喜んでもらえる事”に気づいた小学生時代


森田さんは大学卒業後、プログラマー/システムエンジニアとしてキャリアを築いています。幼少期はゲームに興味があり、将来はゲームクリエイターになりたいと思っていました。そこから個人的にプログラミングの独習を始めたそうですが、その当時実施されていた小学校でのプログラミングの授業を受けた中で、教室で管理されていたシステムやデータを触った経験が現在のキャリアにつながるきっかけになったそうです。


「ある日学校の先生が『授業で使っているPC管理システムのデータ入力を手伝ってくれない?先生も操作が不慣れなので手伝って貰えたらうれしい』と声をかけてくれました。データを次々登録して作業を効率良く進めると先生にすごく喜んでもらえ、“自分が得意としている事が人に喜んでもらえるっていいな!”と感じました。これがシステムやデータベースに携わる仕事に就きたいという考えに変わった瞬間です。情報を効率よく管理し、社会の役に立てる可能性を感じた初めての体験になりました。」


 

自分が本当にやりたい事へと導いてくれたのがkintoneだった


森田さんはシステム開発会社でプログラマー/システムエンジニアとして勤められた後、独立しました。

そこからどのようにしてkintoneに出会われたのでしょうか?


「独立後は、基本的には数社の企業で協力してゼロからシステムを作り上げたり、改修したりする、いわゆる『オンプレ型』のシステムの開発や設計、その担当者さんたちをまとめるプロジェクト管理者などをしておりました。作業期間は数ヶ月から1年を超えることもあります。kintoneと出会った時はおよそ2012年頃ですが、私は数カ月間お客様の会社に出向して現地でシステムを改修する案件で働いていました。ある時昼休みに携帯で調べごとをしていると、エンジニア向けのニュースサイトにkintoneが紹介されていました。プログラムができない方でもノーコードでデータベースシステムが作成できるという言葉がとても印象的で、これまでプログラムが書けるエンジニアだけの仕事が誰にでも出来るようになったらどんなに効率良くなるのだろうとワクワクしたことを今でも覚えています。定時で職場をひきあげ、自宅に帰りすぐに個人的にkintoneを契約しました。そしてkintoneを実際あれこれと触ってみて『自分が今担当している部分のシステムはkintoneで全てできる』と判断し、その当時の上席の方にkintoneを薦めました。まだその当時はクラウドに対する理解も浅く、『良いものだとはわかるが前例がない』『プログラムが書ける森田さんが敢えて薦める意図がわからない』など、なかなか共感されませんでした。」



当時はひとつひとつの課題を素早く解決できず、膨大な行数のプログラムを解析したり、書き直したりと満足のいく働き方ができていなかった中でkintoneに出会ったという森田さん。ご自身の本当にやりたい事を見つめ直した結果、たどり着いたのがノーコードツール(kintone)を用いたシステム開発でした。


「自分の仕事を見直した時に、一番時間がかかっているのはプログラミングとその動作テストだと気づきました。そしてプログラムを書かずにシステムを構築し、提案してみようと思った際に利用したのがkintoneでした。2012年の秋頃に初めてNPO法人様向けのイベント参加管理アプリを開発したのですが、このアプリが非常に短時間低コストで構築でき、お客様に喜んでいただけました。プログラミングなしでもシステム構築が十分に可能なことを実感し、これまで開発していたオンプレシステムもkintoneでのシステム構築へと転換していきました。」


 

ノーコードツールは人を成長させる力があり、自身の働き方の考え方にも変化をもたらした


システム面以外にも、ノーコードツールであるkintoneに対して可能性を感じたエピソードを教えてくださいました。


kintone hive nagoyaにもご登壇した岐阜県美濃加茂市社会福祉協議会の麻生涼介さんを支援した際、ノーコードツールの可能性を感じました。麻生さんは元々プログラム経験がなく、部署の中では最も若手でIT分野が得意な担当であったため、一人kintone担当者としての任務を任されました。当初は右も左も分からない不安な状況であったものの、段々とご自身でkintoneに関する理解を深め、社内でも積極的にkintone等のツールを活用し業務効率化のプロジェクトを牽引できるようにまでなりました。今では他の市町村での勉強会に名指しで指名されるなど、色々な場所で引っ張りだこです。こういう姿を見ていると、プログラマーでない方がどんどんと活用方法を身に着けていき活躍の場を増やしていけることに非常に可能性を感じました。」



これまで多くのkintone担当者の方と関わってきた森田さん。kintone担当者として成功される方の特徴について伺いました。


「遊び心を持って仕事に取り組める方、業務改善のためにkintoneを触って『楽しみながら』何度も試行錯誤ができる人はkintoneを活用した業務改善に向いていると思います。 kintone導入に成功されている方は、『あれができない』『これができない』と足りないことを考えるのではなく『これならできそう』と前向きに考えられる人が多いです。 言われたことをそのままやるのではなく、色々な素案を自分で練り、コミュニケーションスキルをもって提案や交渉ができる人、課題を抽象化して解決することのできる方はkintone担当として日々充実して働かれているなと感じます。」



kintoneと関わり始めたことがきっかけで多くの方が変化するように、森田さんもkintoneとの出会いがきっかけで変化があったと語ります。ひとつは一緒に働く仲間の変化です。これまではシステムエンジニアやプログラマーの方と一緒に働く事が多かったそうですが、kintone をビジネスの中心とする今では、プログラムスキルにかわるkintoneを使いこなすスキルを持つ方、現場での業務改善の最前線にいらっしゃる方などと一緒に働くことができているそうです。また、チームで働くことに対するご自身の考え方にも変化があったと言います。


「以前までは、自分でできることは無理をしてでも一人でやっていました。しかし折角kintoneを使っているのだから、とグループウェアとしてのkintoneの利用を心がけるようになってから業務をチームで対応することができるようになったとの事です。kintoneを利用することで生まれるコミュニケーションの変化を実際に自分が体験しているので、お客様にkintoneの導入に関する提案をする際も、『コミュニケーションを活性化するためのツールとしてのkintone』を意識して提案するようにしています。」


 

誰かにとって”頼れる存在”でいたい、そしてコミュニティという場所で人生を2倍楽しみたい


kintoneエバンジェリストとして、今年はCybozu User Festival 2022にてセッションに登壇。また、kintone Café岐阜支部や名古屋支部の運営にも携わるなど、活発な活動をする森田さん。ここからはそんな森田さんの、エバンジェリストの活動についてお話を伺いました。まずは、kintone Caféに関わることになったきっかけについて語っていただきました。


「私がkintoneを利用し始めた頃は関連する情報が全く無く、どういう場面でどう運用すべきかが分かりませんでした。一人で悩みながら答えのないまま作っていました。ちょうどその頃、大阪で開催されたサイボウズのイベントでkintone Caféが紹介されていて、ユーザー同士が教え合う勉強会コミュニティであると聞きとても興味を持ちました。すぐに自ら手を挙げて岐阜での立ち上げを決めました。kintone Café岐阜では、参加者の方の不安な気持ちを解消できるという実感が運営のモチベーションになっています。実際、一人kintone担当者の方がやってきて、他の方に相談した後に晴々しい顔で『頑張れそうな気がします。また来てもいいですか?』と言って下さることがあります。kintone担当者の方々が社内で大きな責任を抱えながら取り組んでいる姿を見て、そんな方々にとって“いつでも頼ることのできる仲間であり場所”でありたいなと思っています。最近は各地でkintone Caféの支部立ち上げが進んでいるので、今後は開催者の運営サポートもしていく予定です。」



最近では、教育分野においても活動を広げているそうです。


「今年の夏休みに、中高生向けkintone体験教室を開催しました。チーム応援ライセンスを導入している団体のお子さんたちに、kintoneを勉強してもらい、自由にアプリを作ってみる時間を設けました。子供からは予想外のアイデアが沢山挙がってきてとても盛り上がりました。例えば人間関係を管理するアプリを作ったり、誕生日のプレゼントが被らないようなアプリを作成したりなど、ユニークな発想がたくさん出てきました。未来のkintone達人が生まれるといいなと思い、また来年も実施しようと考えています。」



最後に、kintoneエバンジェリストとして様々な場所で活動している森田さんに、コミュニティの存在と今後の展望について教えていただきました。


「自分の中ではコミュニティ活動と仕事とを2つの人生のように捉えています。 コミュニティに所属することで“人生を2倍生きているような感覚”になります。 今の仕事も日々楽しんで取り組んでいますが、コミュニティでの活動はそれに輪をかけて本当に楽しい時間です。フラットな関係の中で情報交換したり、アドバイスをしたりとまた仕事とは違う豊かな人生を過ごしているな、と実感します。 実はコミュニティでは自分の会社の事はあまり話しておらず、kintone好きな不思議なおじさんと捉えられているかもしれないですね。それもまた愉快だなと楽しんでいます! そしてここ数年間でkintoneのコミュニティが大きく広がっており、環境もとても良い形に整ってきています。周りを見ると、他の魅力的な技術コミュニティも生まれてきています。 今の環境をうまく活かして、kintoneコミュニティと色々なコミュニティを繋ぎ、どんどんとコミュニティを往来し活躍する人を増やしていきたいです。企業同士がコラボをして何かを企画するのも良いですが、ユーザー対ユーザーの枠組みで色々新しい試みをするのも面白いなと思っています!」



森田さん、ありがとうございました!


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