自己流で行き詰まった1.5ヶ月があるから、kintoneで悩む人を“一人にしない”

藤崎 桂一さん

kintoneコミュニティでは「工場長さん」の名前で知られる藤崎 桂一さん。2023年12月から営業SFAや予実管理を中心としたアプリの構築・運用に携わり、短期間でのkintone立ち上げを経験しました。
現在は本業の営業職として働きながら、キンコミでの質問回答やkintone Caféでの登壇、ユーザーコミュニティの運営など幅広く活動しています。
そんな藤崎さんに、kintoneとの出会い、コミュニティへの想い、そして仕事・コミュニティ・家庭での活用について伺いました。
最初の1.5ヶ月は思うように進まなかった。それを変えたのはコミュニティだった
藤崎さんがkintoneと本格的に向き合い始めたのは2023年12月でした。
限られた期間の中でアプリ構築と運用開始を実現する必要がありましたが、最初は思うように進まなかったと振り返ります。
「最初は自己流で進めていましたが、なかなか前に進めませんでした。何が分からないのかも分からない状態だったと思います。」
そんな中で参加したのが、偶然開催を知ることができたkintone Café大阪 Vol.24でした。
「参加者の皆さんからたくさんのアドバイスをいただきました。技術的なことだけでなく、利用部門を巻き込む進め方なども教えていただきました。そのおかげで無事に社内展開まで進めることができました。」
当時イベントを運営していた方々がサイボウズ公認 kintone エバンジェリストだったことも、大きな刺激になったそうです。
「困っていたときに助けてもらった経験が今の活動の原点です。あの経験があったからこそ、今度は自分が誰かの役に立ちたいと思うようになりました。」
部門を越えて活用の輪を広げる
kintoneの構築を経験した後は、部署を越えてさまざまな相談を受ける機会も増えました。
「業務によって必要なアプリや運用は異なります。だからこそ、自分の経験を共有したり、一緒に考えたりすることを大切にしています。」
最近では業務改善やアプリ活用をきっかけに、さまざまな部署とのつながりが広がっているそうです。
「すぐに大きな変化が起きるわけではありませんが、小さな成功事例を積み重ねていくことが大切だと思っています。」
コミュニティは、私にとって最高の学習環境
社内での活動と並行して、藤崎さんは積極的にコミュニティ活動を続けています。
Cybozu Days 2024への登壇をきっかけに、その後は各地のイベントで登壇する機会も増えました。しかし藤崎さんは、コミュニティを「発信の場」というよりも「学びの場」だと語ります。
「コミュニティに参加すると、自分一人では思いつかないようなアイデアや活用事例に出会えます。同じkintoneでも業種や立場によって使い方が全く違うので、本当に勉強になります。」
登壇についても、学習の一環だと考えています。
「登壇することになったテーマは徹底的に調べます。人に伝えるためには、自分自身がしっかり理解していなければなりません。その準備の過程が、自分にとって最も大きな学びになっています。」
また、キンコミでの質問回答や情報収集も日課になっています。
「キンコミには多くの知見が集まっています。質問に回答するために調べたり、他の方の質問や回答を読んだりするだけでも新しい発見があります。実は、回答している側が一番勉強させてもらっているのかもしれません。」
初心者が迷わないようにkintone関連のリンク集を公開したり、gusuku Customineユーザー
コミュニティ『わったーかすたまいんちゅ』の運営にも携わっています。
「自分が最初に困ったのは『どこを見ればいいのか分からない』という状態でした。だからこそ、学ぶための入口を少しでも分かりやすくしたいと思っています。」
コミュニティ運営で特に意識していることもあります。
「イベントで孤立する参加者を作らないことです。kintone Café大阪で初めて参加したとき、たくさんの方に声をかけてもらいました。その経験があったからこそ、今度は自分が初参加の方の背中を押せる存在になりたいと思っています。」
そして最後に、コミュニティの価値をこう語ります。
「私が短期間でkintoneを立ち上げられたのも、今こうして活動できているのもコミュニティのおかげです。Webサイトや動画から学べることもたくさんありますが、実際に使っている人の経験や失敗談から学べることは本当に大きいと感じています。」
kintoneは仕事だけではなく、家族との情報共有にも活用
藤崎さんは2024年からチーム応援ライセンスを利用し、家族でもkintoneを活用しています。
「最初は家族の予定共有が目的でした。仕事で便利さを実感していたので、家庭でも使えるのではないかと思ったんです。」
現在では家族向けポータルやスケジュール管理など、さまざまな用途で利用しています。
さらに、家庭での活用は情報共有だけにとどまりません。
「kintoneはJavaScriptで自由にカスタマイズできるので、子どもたちも興味を持つようになりました。」
最近では、生成AIを活用して子どもたち自身がゲームづくりに挑戦しているそうです。
「子どもが生成AIとの対話でゲームを作り、そのゲームをkintone上で動かして遊んでいます。私が一から教えるというより、子どもたちが生成AIを使いながら試行錯誤している感じですね。」
仕事の業務改善ツールとしてだけではなく、遊びや学びの場としても活用されているのが、藤崎家ならではの使い方です。
「kintoneは業務アプリのプラットフォームですが、アイデア次第でいろいろなことができ
ます。家族で使うことで、自然とデジタルや情報共有に親しむきっかけにもなっています。」
困っている人を一人にしない。その想いを次につなげたい
最後に、藤崎さんがkintoneを通じて実現したいことについて伺いました。
「私自身がコミュニティやエバンジェリストの皆さんに助けてもらいました。だから今度は、自分が誰かの助けになれたらと思っています。」
そして、その想いは仕事だけでなくコミュニティや家庭にもつながっています。
「仕事でも、コミュニティでも、家庭でも、kintoneを使うことで情報共有や業務改善の楽しさを実感しています。その楽しさをこれからも多くの人に伝えていきたいですね。」
助けてもらった経験を、今度は次の誰かへ。
藤崎さんの活動は、これからも多くの人の背中を押していくことでしょう。
お話をお聞かせいただき、ありがとうございました!




