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“気軽に声をかける”で仲間を増やし、地方にいても新しい技術に出会える場を広げていきたい

執筆者の写真: キンビーズ応援団(Cybozu)
キンビーズ応援団(Cybozu)
2 時間前
読了時間: 4分

長井 公子さん



2016年にExcel中心の職場でkintoneと出会い、地方の中小企業や団体を中心に業務改善やデジタル化のサポートを続けている長井さん。現在は「kintone Café 和歌山」を主催し、地域の方々が身近に技術に触れる場をつくっています。今回はそんな長井さんに、kintone導入初期の試行錯誤から、コミュニティを広げてきた歩み、これから実現したい理想についてお聞きしました。



Excelに慣れたメンバーの心をつかんだのは、複数人での同時入力だった


長井さんがkintoneに出会ったのは2016年、当時勤めていた会社でのことでした。通常業務をこなしながら、システム開発の知識がない状態で業務の効率化を担うことになった長井さん。インターネットの情報が少なく、kintone Caféもコミュニティも連携サービスも頼れる専門家のことも知ることがない中、ヘルプの情報を頼りに試行錯誤を重ねていったといいます。


当時の職場はExcelに長けたメンバーが多く、最終的な成果物も複雑なExcelでまとめられていました。最初はkintoneを使いづらいと感じる声もあったそうですが、あるきっかけで雰囲気が変わっていきました。


「Excelではできなかった、複数人での同時入力が実現できたことで、少しずつkintoneへの理解が深まっていきました。それから、メンバーが当日の業務内容を確認しやすい一覧画面を作ったり、入力項目や見た目を頻繁に調整したりして、改善を重ねていったんです」


使いやすさを追求するあまり、たびたびの仕様変更でチームに迷惑をかけてしまった部分もあったといいます。それでも、小さなリリース単位ですぐに直すというサイクルが生まれ、「要望を出すとすぐ反映される」という体験がメンバーの間で共有されるようになったそうです。


「自分たちの仕事を自分たちで楽にしていく、という雰囲気が少しずつ広がっていきました。集計や帳票出力はExcelに残しつつ、kintoneの得意なところを生かしてなじみやすい形で進められたのが良かったんだと思います」


ツールを頭ごなしに置き換えるのではなく、使い分けながら現場の空気を変えていく。長井さんが今も大切にしている「現場に寄り添う仕組みづくり」の原点が、ここにあるのですね。



フットワークは軽く。自分から声をかけて仲間を増やしてきた


長井さんは、故郷である和歌山県田辺市を中心に「kintone Café 和歌山」を主催する一方、現在の住まいがある三重県松阪市でも、地域に足場をつくる活動を続けています。和歌山では行政関係者も巻き込みながら安定した活動を展開できているそうですが、松阪ではまだ地元の知り合いが少ないため、地域のイベントなどに参加しながら少しずつ関係を広げているといいます。


「私は初めてお会いした方でも、あまり躊躇せずに声をかけてしまうんです。kintoneユーザーじゃない人にも、とりあえずkintone Caféに誘ってみます。そんな、kintoneではない内容での登壇依頼が、kintone Café 和歌山の特徴になったと思います。現場での業務改善の悩みは、ツールに寄らず共通の話題だと実感しています。」


こうした地道な声かけの積み重ねが、和歌山にはほとんどいないと思っていたkintoneユーザーとの出会いにつながってきたそうです。


「とりあえず声をかけていたら、結構来てくれるものなんです。新しい方と出会えるのがすごく楽しくて、それだけでやっている感じですね」


損得を考えず、まず声をかけてみる。そのフットワークの軽さこそが、長井さんのコミュニティ運営を支えていることが伝わってきました。




地方にいても新しい技術に出会えるように、高校生にも参加を呼びかけたい


長井さんが地域での活動にこだわる背景には、自身の実感があります。故郷を離れて都会で働いていたころ、地方では新しい技術を体験する機会そのものが少ないと強く感じていたそうです。


「kintoneは専門的な知識がなくても手軽に触れられて、試しながら学べるツールです。業務改善のために使いたいという方はもちろんですが、それだけでなく、高校生など若い世代にも、近所で参加できるITの体験の場としてkintone Caféに参加を呼びかけていきたいと思っています」


地方にいても技術に触れるきっかけを広げていくこと。それが、将来を考えるヒントになったり、自分の可能性に気づくきっかけになったり、ときには町おこしの力になったりすることを長井さんは願っています。ビジネスの現場だけでなく、次の世代にまで視野を広げているところに、長井さんの実現したい未来像が感じられました。



サイボウズ公認という肩書きを、地域で新しい人を誘う力に


最後に、サイボウズ公認 kintone エバンジェリストとしてこれから大切にしたいことを伺いました。


「サイボウズに公認されるぐらいkintoneが好きなんです、という肩書きがあると、ITの勉強会を開催するのに「なぜ、kintone Caféなのか」「なぜkintoneなのか」を説明しやすくなります。これまで以上に、地域で新しい方を誘うときの、後押しになると思っています。」


これからも変わらず、声をかけ、出会いを広げていく。長井さんらしいスタンスで、地方からkintoneの輪を広げていってほしいですね。


長井さん、ありがとうございました!


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